なぜカラコンをつけたままMRI検査ができないのかについて
おしゃれアイテムとして日常使いしているひと悶着多いカラコンですが、医療機関で検査を受けるときには注意が必要な場合があります。
特にMRI検査はカラコンをつけたまま行うことはできないため、検査前に外さなければなりません。
ここではなぜカラコンをつけたままMRI検査ができないのかについてご紹介します。
MRI検査とは?
MRI検査という名前は耳にすることがあったとしても具体的にどういった検査なのか知らない方も多くいます。
MRI検査は磁気の力を利用して身体の内部を隅々まで映し出す検査で、強力な磁気でできた大きな筒の中に仰向けで入り数十分かけて臓器や血管などレントゲンだけではわからない部分をチェックします。
特に脳や脊椎、四肢、子宮や前立腺などの骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。
なぜMRI検査時にカラコンを外さなければならないのか?
さて本題であるMRI検査時にカラコンを外さなければならない理由ですが、まずはじめにMRI検査は金属製品全般がNGとなっています。
カラコンの着色部分には酸化鉄や酸化チタンなどの金属が含まれていますので、カラコンも金属製品としてみなされることからMRI検査時には外さなければなりません。
カラコンをつけたまま病院に行っても検査前に外すことになりますし、医師によっては中止と判断されて検査が受けられないこともあります。
カラコンをつけたままMRI検査を受けるとカラコンに含まれる金属が磁石に反応し、レンズが熱を帯びて角膜や眼球を傷つけてしまい最悪の場合は障害が残ってしまう可能性もあります。
自分の目の健康を損なわないためにも、たとえナチュラルなカラコンであったとしてもカラコンであることには変わりないので絶対に外さなければなりません。
ネックレスやピアスといったアクセサリー類と違ってカラコンが金属という認識はあまりありませんが、MRI検査を受けるときには外すことを頭に入れておきましょう。